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平成14年度事業開始
滋賀県 「環境調和型産業システム構築のための基盤技術の開発」
  207-220
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無機廃棄物のシーケンシャル・ユースによる新規水環境浄化技術の開発
前 一廣1), 牧 泰輔1), 松山 秀人2), 吉澤 宏文3), 西村 清司4), 廣川 載泰4), 速水 あずみ4), 大迫 友弘5), 大貫 一雄6), 信澤 達也7), 田原 知之7), 田原 伸治8), 山本 篤志, 藤巻 英夫, 野一色 剛
1) 京都大学大学院工学研究科
2) 神戸大学工学部
3) (株)ゴーシュー
4) 高橋金属(株)
5) 日本パーカライジング(株)
6) 新日本製鐵(株)
7) JFEケミカル(株)
8) 日東電工(株)
Abstract  現在、工場から排出される廃水、廃棄物は環境基準を満たすように適正に処理され、その過程で生じた汚泥は処理業者に委託されることで、環境保全が行われている。しかし、今後は環境を保全するという視点だけの処理に加えて、資源を保全する、CO2などの排出を抑制するといったトータルでより積極的な環境技術が必要である。見方を変えれば、これまで廃棄物、廃水と処理すべき対象としていたものも技術如何では有用な資源となり得ると考えられ、これを工場内、工場間、産業間でシーケンシャルに利用していくことができる。ここでは、工場から排出される廃水に着目して、廃水中に含まれる汚染物質(窒素、イオウ成分)を効率的に除去しつつ有価な資源(リン、フッ素成分)を製品として回収し水を浄化する技術を開発することを目的とした。

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