| | | | Abstract トヨタフォレスタヒルズ内の水文試験地における遮断蒸発,蒸散,斜面水文,流出などの観測に基づき,1)時空間的な収支解析・動態解析による特性解明,2)里山の水分・熱収支環境に関する機能評価のためのモデル構築,3)里山の林冠構造の実態を数的に表現する新しい方法の提案,以上の3項目を目標として,研究を進めた。本稿ではその研究成果の概略を報告するとともに,特に,林冠構造の水分・熱収支環境に及ぼす影響を定量的に評価する手法の一つとして活用が期待されるバルク輸送係数の方位依存性・季節変動性について詳述する。 | | | |