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第4回領域シンポジウム予稿集 環境低負荷型の社会システム Social Systems for Better Environment Performance  7-12
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地球環境保全のための国際的枠組みのあり方
佐和 隆光1)
1) 京都大学経済研究所
(国際制度グループ)1997年に合意された京都議定書は、先進各国に対して1990年比での一定の温暖化ガス削減を義務づけるとともに、京都メカニズムとよばれる、排出権取引、共同実施、クリーン·ディベロプメント·メカニズム(CDM)とよばれる国際制度によって目標達成を補完するという制度が盛り込まれた。本グループは、これらの制度設計に関わる諸種のオプションを考案し、比較検討することを目的とする。本グループの研究の内容は、(1)京都メカニズム個別の詳細な分析に関わるもの、(2)メカニズムの全体像を評価する試み、そして、(3)背景となる制度分析の枠組み構築を目的とした手法の研究、ならびに、メカニズムの効果を吟味する手だてとしての実証、シミュレーション分析に分かれる。

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