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第4回領域シンポジウム予稿集 環境低負荷型の社会システム Social Systems for Better Environment Performance  25-30
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微生物を活用する汚染土壌修復の基盤研究
矢木 修身1)
1) 東京大学大学院工学系研究科
世界各地でトリクロロエチレン(TCE)、テトラクロロエチレン(PCE)、トリクロロエタン(TCA)およびPCB等の有機塩素化合物や水銀、6価クロム等の重金属による土壌·地下水汚染が顕在化し大きな問題となっている。これらの汚染の浄化に、より安価でかつ無害化処理技術である微生物を活用して汚染を修復するバイオレメディエーション技術の開発が期待されている。本研究では、有機塩素化合物や重金属の中で特に問題となっているトリクロロエチレン及び水銀で汚染した土壌·地下水の修復をケーススタディとして取り上げ、バイオレメディエーション技術の実用化に際しブレークスルーすべき、(1)分解能強化微生物の開発、(2)土壌中における微生物の挙動解析、(3)微生物センサー機能を活用する有害物質モニタリング手法の開発、(4)分子生態学的手法を用いる生態影響評価システムの開発、(5)大型土壌·地下水シミュレータによるバイオレメディエーション技術の適応性の評価、の5課題に関する基盤研究を実施した。

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