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共同研究終了報告書「脳活動に伴う二次信号の計測とその発生機序に関する研究」
Vol. 1 (2000) p.205
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Statistical Methods for Detecting Activated Regions in Functional MRI of the Brain
.Ardekani Babak A1), 菅野 巌1)
1) 秋田県立脳血管研究センター
  機能的磁気共鳴画像法(fMRI)の賦活領域特定に用いる統計解析法について2つの方法を提示する。最初の解析法(t test)はGaussianノイズ中に含まれる既知の賦活信号の特定に関し、その特徴を有した。また、この解析結果は、fMRI領域で広く用いられているcross-correlation法と同じであった。2つ目の解析法(F test)はGaussianノイズを附加した既知の低次元部分空間中に含まれる未知の賦活信号をモデル化することに関し、その特徴を有した。モデル化に際し周期的な賦活·安静パラダイムを用い、フーリエ級数を使用した。F testの特徴は、パラダイムが周期性を持つことが必要という条件以外には、hemodynamic遅延に関して何らの仮定を必要としない点にある。両者を用いて実際の画像解析を行い、その結果を比較した。

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