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平成17年度事業開始
奈良県「古都奈良の新世紀植物機能活用技術の開発」
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吉野クズ・大和マナの機能性評価及び活用技術の開発
大和マナの抗炎症機能等の評価及び栽培・食品への活用
F1ハイブリッド大和マナの分子育種

高山 誠司1), 浅尾 浩史2), 平 浩一郎2), 梶田 季生3), 越智 康治3), 野本 享資4), 團迫 智子4)
1) 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科
2) 奈良県農業総合センター
3) ナント種苗(株)
4) (財) 奈良県中小企業支援センター 地域結集型共同研究コア研究室
Abstract  奈良県の伝統野菜である大和マナは、農家で個別に集団栽培・維持されてきたために遺伝的に不均質であり、形態や生育速度のバラツキが大きい、収穫後に黄化し易く流通が困難、夏期の収穫期間が短く周年栽培が困難、機能性成分の含量が不均質、など多くの問題を抱えていた。そこで、本テーマでは、これらの問題を解決するために、自家不和合性を利用した優れたF1ハイブリッド品種を作出することを目的とした。また本育種では、自家不和合性S遺伝子に関する最新の知見を有効活用して効率的な育種を目指すと共に、黄化や自家不和合性の安定性に関わる遺伝子の解析を進め、広範なアブラナ科野菜類に適用可能な新育種技術を確立することを目指した。

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