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平成17年度事業開始
群馬県「環境に調和した地域産業創出プロジェクト」
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畜産環境改善技術の開発
家畜尿汚水からのアンモニア・リン回収と汚水処理
小型高度処理設備の開発[吸着材を用いたCOD低減]

渡邉 智秀1), 瀧上 眞知子2), 天田 春代2), 後閑 弥2), 尾崎 益雄3), 瀧上 昭治1), 明田川 康4), 柴田 卓弥4), 玉田 正男5), 長澤 尚胤5), 八木 敏明5), 廣木 章博5), 吉井 文男5), 笠井 昇5)
1) 群馬大学
2) (財) 群馬県産業支援機構
3) 前橋工科大学
4) ウイーグル株式会社
5) (独) 日本原子力研究開発機構
Abstract  【CMCゲル】
枯渇が危惧されているリンを畜産排水中から回収する技術の開発に取り組んだ。原子力機構で開発された放射線架橋高吸水性CMCゲルを用いて水を選択的にゲルに取り込み、リンをゲル外に濃縮する技術開発を行った。リン濃縮用ゲル開発の過程で、酸とCMCから弾力性のある新規なゲルが作製できることを発見した。
次いで、リンを吸着する素材の開発に取り組んだ。
【吸着材を用いたCOD低減】
養豚農家の関心事の一つである家畜排水二次処理水に含まれる茶〜黒褐色の色素成分を吸着除去し、CODの低減を図る。また、吸着された色素成分を回収し、有効利用する。参画機関それぞれの得意分野を生かして、畜産排水中の色素成分を吸着除去しCODを低減させる素材とシステムの開発を進めた。

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