| 制御された合成プロセスと大量合成装置開発 カーボンナノコイル大量合成用触媒の開発 (4)
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| | 1) 大阪府立産業技術総合研究所 化学環境部 2) 大阪大学大学院 工学研究科 |
| Abstract 高活性触媒開発の指針として、成長初期過程のCNC成長効率向上に着目し、電子顕微鏡観察を主体とした基礎的検討を行う。アセチレンガス導入直後のCNC成長初期過程では、担持材質と触媒の相互作用が、成長効率を大きく左右するとの見通しを得たことから、電子顕微鏡を用いた構造解析によりその要因を明らかにするとともに触媒本来の持つ活性の高さを明らかにし、それを十分に活かせる担持材質の探索を行った。さらに、高価なInに代わる元素を導入した新規組成触媒を探索する。これらの成果を最終的に組み合わせながらプロセス時間、原材料ともに無駄を低減したCNC成長が実現できる合成条件を調べ、担持材質と触媒の相互作用の観点から、CNC合成量 (80%純度) 400 g/hを達成するための高活性触媒開発の基礎的知見を得る。 | | | |