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平成15年度事業開始
兵庫県 「ナノ粒子コンポジット材料の基盤開発」
  105-106
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ナノ粒子の表面・界面分子配列構造の解明
高分子表面、薄膜のキャラクタリゼーション
(透明複合体の構造解析)

中前 勝彦1), 中尾 俊夫2), 榎 尚史2), 伊東 寿2), 竹内 健2), 岡 渉2), 妹尾 政宣2), 伊藤 剛史2)
1) 神戸大学
2) 住友ベークライト (株)
Abstract  透明プラスチックの高耐熱、低線膨張性化を実現するために、ナノ粒子が高度に配列制御されたナノコンポジット材料の開発を行っている。我々は既に透明ナノコンポジットの開発に成功していたが、その発現機構については固有のフィラー配置構造があると予想するのみで、明確な実験による実証には成功していなかった。SAXS、FE-SEM、AFM、U-SAXSなどを用いた構造解析により、透明領域に特有のナノ粒子配置構造が存在する事を示唆する知見を得た。さらに、U-SAXS結果を詳細に解析して行くとともに、実空間情報 (顕微鏡観察解析結果等) との関係を調査し、配置構造の定量的な解析と、この解析方法の適応限界の見極めを行う。

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