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平成15年度事業開始
宮崎県 「食の機能を中心としたがん予防基盤技術創出」
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食の機能性活用のための基盤技術の開発
がん予防を目指した食品機能性評価法の開発
バイオマーカー探索技術の確立

水光 正仁1), 江藤 望1), 榊原 陽一1), 岩田 喬子2), 内田 飛香2), 竹下 正彦3), 森永 浩通4)
1) 宮崎大学農学部
2) 宮崎県産業支援財団
3) 南日本酪農協同(株)
4) 雲海酒造(株)
Abstract  細胞は生理活性物質やストレスに応答して細胞内のタンパク質発現プロファイルを変化させるので、食品成分をはじめとする生理活性物質の細胞に対する影響を細胞内のタンパク質量の変化として検出することができる。そこで抗ウイルス活性やがん細胞増殖抑制活性、抗炎症作用などの生理活性をもった既知の化合物で細胞を処理し、細胞の応答を遺伝子およびタンパク質の両面から解析し、抗酸化作用や抗ウイルス作用などの機能性が評価できるバイオマーカー候補を探索した。遺伝子の解析には DNA マイクロアレイを使用し、タンパク質の解析は蛍光ディファレンシャル二次元電気泳動を基盤としたプロテオーム解析により実施した。蛋白質の同定は、型質量分析装置を用いてペプチドマスフィンガープリント (PMF) 法にて行った。

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