| 高速分子進化のための基盤技術の開発 マイクロバイオ分析デバイスの開発
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| Abstract マイクロバイオ分析デバイスとは、数センチ四方のチップ上に微小なチャネルを作製し、そのチップ上でサンプルの分離、反応、検出等のすべての分析行程を行うデバイスのことをいう。このデバイスによって、サンプルの少量化、測定時間の短縮、測定の並列化、高感度測定等の様々な利点が期待できる。そして、マイクロバイオ分析デバイスを開発することによって、高速分子進化の更なる促進が期待できる。しかし、作製技術、チャネルの極小化による表面の効果や流体力学的作用、サンプルの検出方法、マニピュレーション方法等の問題がある。そこで、マイクロチャネルの設計のためにマイクロ流体の物理について解析し、近年生化学分析に使われるようになってきた磁気ビーズのマニピュレーション、クラスター構造などを解析し、高速分子進化のための反応促進技術を開発した。さらに、プラズマを用いたさまざまな材料表面処理とプラズマ重合有機薄膜によるセンサーの開発のための要素技術を確立した。 (1) マイクロチャネルの作製 高アスペクト比のマイクロ加工技術を確立し、その技術を利用してさまざまなマイクロチャネルの作製を行い、マイクロリアクター・マイクロ化学反応研究に提供した。 (2) マイクロ磁性粒子の外部磁場による挙動: マイクロ磁性粒子の外部磁場による挙動の理論計算と実際の挙動の観察により、磁性粒子を制御する技術を確立した。 (3) プラズマ重合薄膜の作製、その表面特性の解析とセンサーへの応用: プラズマ重合膜処理による材料表面への生体適合性の付与技術を確立した。また、プラズマ重合薄膜センサーへの応用技術を確立した。 | | | |