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平成14年度事業開始
三重県 「閉鎖性海域における環境創生プロジェクト」
  118-120
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英虞湾の環境動態予測
環境動態シミュレーションモデルと予測システムの開発
陸域・海域の環境情報の収集と解明
陸域からの負荷の解明

千葉 賢1), 井岡 幹博1), 武本 行正1), 高橋 正昭1), 篠田 成郎2)
1) 四日市大学環境情報学部
2) 岐阜大学総合情報メディアセンター
Abstract  英虞湾に対する陸域からの汚濁負荷量を明らかにするとともに、その具体的供給源を特定することにより、英虞湾の水質環境改善策検討に資するため、下記の研究を行う。
(1)汚濁負荷の主要構成元素である窒素を対象として、土地被覆状態や人間活動状態に基づく負荷原単位を推定し、この結果を用いて、英虞湾集水域全体からの年間全窒素流出量を推定する。
(2)志摩市全域を対象とした英虞湾へ流入する河川水質と流量を調査して、海域への汚濁物質の負荷量を把握するとともに栄養塩挙動についての研究を行なう。
(3)三重県などが実施した過去の汚濁負荷発生に関わる詳細な地形図、等高線データ、衛星画像データなどを収集し、土地利用分布図および標高データを作成する。また、集水域の広範囲な土地利用、落水線調査を行い、負荷発生源を把握する。
(4)GIS(地理情報システム)ソフトを利用して、英虞湾に流入する汚濁負荷量を算定する。

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