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平成14年度事業開始
三重県 「閉鎖性海域における環境創生プロジェクト」
  110-111
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新しい里海の創生
里海の物質循環
環境調和型養殖技術の開発
アコヤガイ洗浄排水等の浄化技術の開発

前川 行幸1), 山本 修2), 山形 陽一3), 渥美 貴史3), 奥村 宏征3), 今井 大蔵4), 森田 晃央4)
1) 三重大学大学院生物資源学研究科
2) (株)ジャパンテクノメイト
3) 三重県科学技術振興センター
4) (財)三重県産業支援センター
Abstract  本研究では、真珠養殖用の作業船上で、貝掃除作業に併せて洗浄排水の浄化処理を行うことができる機器を開発する。また、貝掃除に伴う海域への汚濁負荷量を現地調査により明らかにする。また、養殖した貝から真珠を取り出す浜揚げ作業において排出される貝肉粉砕片や貝肉由来のタンパク質を含む貝肉含有廃水を、ペーパースラッジ焼却灰を主成分とした凝集固化材等より浄化処理し、貝肉含有廃水の効率的な処理方法を開発する。さらに、貝肉含有廃水の処分方法における簡便でコストパフォーマンスに優れた技術を開発し、処理貝肉のリサイクル利用を検討した。

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