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平成14年度事業開始
滋賀県 「環境調和型産業システム構築のための基盤技術の開発」
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シーケンシャル・ユース・プロセス技術の開発
超臨界流体加工による高分子固体のシーケンシャル・ユース
超臨界流体を利用した微細構造発泡法によるエンジニアリング・プラスチックの新機能付加部材の創製

大嶋 正裕1), 長嶺 信輔1), 瀧 健太郎1), 中沖 隆彦2), 山本 昌幸3), 久保 直人3), 山中 仁敏4), 上田中 隆志4), 志熊 治雄5)
1) 京都大学大学院工学研究科
2) 龍谷大学理工学部
3) 新生化学工業(株)
4) 滋賀県工業技術総合センター
5) (財)滋賀県産業支援プラザ
Abstract  プラスチックを混ぜる、覆う、構造を変化させる、の3つ基本技術とCO2ガス含浸がもたらす高分子物性の制御技術を融合し、高分子固体のシーケンシャル・ユースに貢献できる成形加工技術を開発する。具体的には、以下の項目を検討している。
1) エンジニアリング・プラスチックをはじめとする高分子へのCO2の溶解度・拡散係数・粘度を正確に測定し、技術開発のための基本物性データベースとする研究
2) CO2を高分子に溶解させ高分子鎖の移動度を増長し、粘度・ガラス転移温度・表面張力等の物性を制御し、常温での新規な塑性変形技術の開発
3) CO2がプラスチックに溶け、プラスチックを可塑化することを活かした減圧や応力印加による微細発泡体の製造など、材料のナノ・マイクロスケールでの多孔質化による軽量化・機能化の研究
4) CO2の溶媒和特性を活かしたプラスチック表面の修飾・転写技術の開発
5) CO2を利用した高効率薄肉微細マイクロモールド射出成形技術の開発

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