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平成14年度事業開始
滋賀県 「環境調和型産業システム構築のための基盤技術の開発」
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シーケンシャル・ユース・プロセス技術の開発
固体廃棄物と廃熱のシーケンシャル・ユースによる環境負荷低減技術の開発
高性能金属担持炭素触媒を用いた低温ガス化による廃水中の有機物の水素、メタンへの転換

三浦 孝一1), 山口 浩司2), 西口 佳孝2), 矢谷 龍男2), 三好 君雄2), 安藤 勝2), 二神 義英2), 田尻 孝介2), 小川 悦郎3), 大隅 省二郎3), 山崎 健一3), 冨士谷 啓3), Nakorn Woraswannarak4)
1) 京都大学大学院工学研究科
2) 関西日本電気(株)
3) 大阪ガス(株)
4) (財)滋賀県産業支援プラザ
Abstract  様々な工場から多量の有機物を含む廃水が排出されているが、これらは通常生物処理や凝集剤の添加で汚泥として沈殿させ、廃水から除去している。従来の生物処理法では非常に時間がかかり、設備が大型化する上に汚泥という新たな廃棄物も生み出してしまう。本研究では、小テーマ1-1-1 で製造した金属担持炭素触媒(ニッケル/炭素触媒)を用いて、廃水中の有機物を水熱ガス化し、処理水(きれいな水)と同時に燃料ガスを得るというプロセスの開発を行う。本プロセスでは、汚泥等の廃棄物は一切排出せず、廃水中の有機物の持つエネルギーを、利用しやすい燃料ガスに転換するというものである。

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