| 固体廃棄物と廃熱のシーケンシャル・ユースによる環境負荷低減技術の開発
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| 三浦 孝一1), 河瀬 元明1), 中川 浩行1), 小川 悦郎2), 大隅 省二郎2), 山崎 健一2), 冨土谷 啓2), 山口 浩司3), 西口 佳孝3), 三好 君雄3), 安藤 勝3), 田尻 孝介3), 矢谷 龍男3), 二神 義英3), 高柳 弘昭4), ボウルマン・ マーク, シャーマ・ アトゥル, ナコーン・ ウォラスワンナラク |
| 1) 京都大学大学院工学研究科 2) 大阪ガス(株) 3) 関西日本電気(株) 4) 三菱化学(株) |
| Abstract 本グループが取り組んだテーマは、「固体廃棄物と廃熱のシーケンシャル・ユースによる環境負荷低減技術の開発」である。このテーマは、固体廃棄物である使用済みのイオン交換樹脂と低レベルの廃熱を利用して、廃水に含まれる有機物の資源化を図ることを目的としたものである。具体的には、イオン交換樹脂を原料としてニッケルなどの金属を高分散した状態で大量に担持した炭素触媒を調製し、それを用いて排水中に含まれる有機物を可能な限り温和な条件でガス化して水素やメタンに転換するプロセスの開発を目指した。以下に、このテーマに取り組むに至った経緯と、得られた成果を紹介する。 | | | |