TOP > 巻一覧 > 目次一覧 > 書誌事項


平成14年度事業開始
沖縄県 「亜熱帯生物資源の高度利用技術の開発」
  134
[PDF (441K)


生物資源に含まれる有用物質の機能解析
沖縄産有用生化学資源の探索と生産技術の開発
オカダ酸類を中心とする生化学・分析化学試薬の微細藻類の大量培養による生産

吉野 敦1), 東門 真紀1), 宮城 文香1), 當間 志乃1), 安元 健1)
1) 沖縄県地域結集型共同研究事業
Abstract  有毒プランクトンの発生に伴ってムール貝、ホタテ貝、アサリ、カキ等の重要二枚貝が毒化する現象が世界的に拡大しています。これら二枚貝の出荷・販売・輸出入には検査による安全性証明が必要となります。現在の公定分析法であるマウス毒性試験法は、動物倫理と感度・精度の点で問題があり、LC/MSのような機器分析や検出キットによる検査への移行が求められています。機器分析の実施には標準品の使用が必須ですが、これらの貝毒を検出するに当たり分析対象の標準品が現存しないのが実状です。本研究では、主要下痢性貝毒成分を培養と化学合成から得て、分析標準品を商業ベースで調製(調達)することを目的とします。

[PDF (441K)

Copyright (c) 2008 独立行政法人 科学技術振興機構