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平成14年度事業開始
沖縄県 「亜熱帯生物資源の高度利用技術の開発」
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生物資源を利用した有用物質の生産技術開発
海藻類の機能性物質の生産技術開発
モズク等褐藻類の機能性物質
海藻カロテノイド色素フコキサンチンの産業利用

嘉手苅 崇1), 當山 洋1), 安元 健1)
1) 沖縄県地域結集型共同研究事業
Abstract  カロテノイドは黄色〜赤色を呈する天然色素であり、さまざまな健康機能が知られている(表1)。食品に対する安全·健康志向により、合成着色料に代わる食品添加物(着色料)として、また、健康食品素材として、カロテノイド系素材の需要が拡大している(表2)。
海藻カロテノイドであるフコキサンチン(図1)は、優れた健康機能を持つため、健康食品や化粧品、医薬品などへの応用が期待されている。しかし、有効な精製法がなかったため、精製品の入手が困難であり、学術研究と産業利用の両面で大きく遅れていた。我々は、海藻の養殖に適している沖縄の地域特性を生かし(図2)、オキナワモズクを有効利用したフコキサンチンの利用技術開発をおこなった。

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