 | DNA・抗体マイクロアレイの作製技術開発及びその作製・評価
免疫細胞の機能分化に関わる遺伝子並びに遺伝子産物の解析1
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| | 今井 一英1), 古閑 比佐志1), 細川 裕之1), 桑原 誠1), 三木 多香子1), 中山 俊憲2) |
| 1) 千葉県産業振興センター
2) 千葉大学大学院医学研究院 |
| | Abstract CD4陽性ヘルパーT(Th)細胞は、産生するサイトカインの違いによって二つのサブセットに分類することができる。Th1細胞は主にIFNgを産生し、Th2細胞はIL-4、IL-5、IL-13を産生する。Th1細胞とTh2細胞は互いにバランスを取りながら生体防御機構における中心的な役割を演じていると考えられている。しかし一方では、感染症や自己免疫疾患、アレルギーなどの免疫関連疾患において、Th1/Th2バランスの偏りが認められており、それがこれらの疾患の発症や病態形成に大きく関わっていることが推測されている。このことから、Th1/Th2バランスを制御する事は、様々な疾患の新たな治療戦略の開発につながると考えられる。本研究ではよく解析の行われているマウスTh1/Th2細胞分化誘導系を用いて、Th1、Th2細胞分化を制御する分子を効率的に探索し、機能解析を行うとともに応用研究に役立てることを目的とした。 |
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