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平成13年度事業開始
千葉県 「ゲノム情報を基本とした次世代先端技術開発」
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DNA・抗体マイクロアレイの作製技術開発及びその作製・評価
担癌マウスを用いた癌血管新生阻害in vivo評価系の開発

南野 徹1), 小室 一成1)
1) 千葉大学 大学院医学研究院 循環病態医科学
Abstract  血管新生には、様々な血管増殖因子やその阻害物質が関与している。これらの因子を用いて血管新生を促進することによって、新たな虚血性心血管疾患治療の開発が期待されている。また、その阻害物質を用いて、抗腫瘍治療の開発も期待されている。我々はこれまでに、心血管再生医療の開発に取り組み、末梢血単核球を用いた血管再生療法(Lancet 2004; 364: 1098, Circ Res. 2006; 98: 1194-1202, Curr Pharm Des 2006; 12: 557-563)や、サイトカインによる心筋梗塞治療(Nat Med. 2005; 11: 305-311)を確立した。しかし、今後さらなるターゲット分子の開発には、その効果を正確にアッセイする系が不可欠である。本研究では、癌血管新生阻害薬の開発のために、in vivoにおける正確な評価系を確立することを目的とした。以下に、これまでの研究成果の概要について紹介する。

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