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平成13年度事業開始
千葉県 「ゲノム情報を基本とした次世代先端技術開発」
  140-144
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マウス長鎖cDNAがコードする蛋白質に対する抗体作製技術の開発及びその作製・評価
遺伝子産物の細胞内局在観察に基づく抗体の評価

尾崎 照遵1), 瀧 景子1), 川上 泰1)
1) (財)産業創造研究所
Abstract  ヒトをはじめとするゲノムの解読が行なわれ、次にそこから作られる蛋白質の機能の解析が重要な課題になっている。その為には個々の蛋白質を一つ一つ識別する必要があるが、DNAとは異なり個々の蛋白質を識別するのは容易でない。現在のところ個々の蛋白質を識別する方法として最も有効と考えられるのは、抗体を“プローブ”として用いる方法である。本プロジェクトでは得られたマウスKIAA遺伝子(以後mKIAA遺伝子と呼ぶ)から作られる個々の蛋白質に対する抗体を作製し、作成した抗体が実際にmKIAA遺伝子を特異的に認識できるかどうかを評価しているが、特に個々の蛋白質を識別するプローブとして抗体を用いる為には、その特異性を厳密に評価する必要がある。今回我々は、動物細胞を用いて抗体の特異性を効率的かつ信頼性高く評価する方法を開発したので報告する。合わせて細胞染色を用い内在性の蛋白質を観察して得られた結果も報告する。

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