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平成12年度事業開始
静岡県 「超高密度フォトン産業基盤技術開発」
  114-115
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新規産業開発研究
地域産業育成探索/実証研究(地域負担関連研究)
地域光産業振興に関する研究
高出力半導体レーザーの産業応用に関する研究 (フェーズI)

渥美 博安1)
1) 静岡県浜松工業技術センター
Abstract  高出力半導体レーザー素子から出る光ビームを直接加工対象に照射して、溶接したり切断したりする産業応用は、まだ実用例は少ない。また、国内においても、どのような応用が最適であるかが模索段階にある。しかしながら、半導体レーザーの小型、堅牢性などの長所は将来的展望から見ても大変期待されているところであり、地域産業、企業に対する半導体レーザー応用についての技術支援を早期に開始することが重要であると考慮される。
そこで、3段階程度出力レベルが異なる半導体レーザーを常設し、半導体レーザーの基本的な性能確認や取扱い方法の習得、被加工材料への照射試験を実施することができる環境を構築すること、これにより技術的な課題を探索するとともに、地域企業の技術者育成を支援することなどを目的として研究事業に取組むものである。
また、地域の企業が実施する「高出力半導体レーザーを使用した溶接システムの開発研究」にも共同研究者として参画して、システムの機能向上のための直接的な支援や溶接特性評価、システムとしての評価などに協力する。

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