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平成12年度事業開始
横浜市 「機能性タンパク質の解析評価システムの開発」
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シグナル伝達モニタリング技術の開発
mRNAサーベイランス系の操作技術の展開応用

大野 茂男1), 平井 秀一1), 水野 恵子1), 水谷 悟2), 江村 智博3), 松尾 憲一3), 三好 和久3), 宮寺 和孝3), 藤岡 弥生3)
1) 横浜市立大学大学院医学研究科
2) キリンビール (株)
3) 大鵬薬品 (株)
Abstract  遺伝子の変異の1/3は、結果的にタンパク質のC末端を欠損した異常タンパク質をコードした異常mRNAを生じる。異常mRNAはまた転写後過程でも生じる。細胞内では、このようなナンセンスmRNAを識別して排除する機構(mRNAサーベイランス、nonsense-mediated mRNA decay, NMD)が存在する。mRNAサーベイランスは癌や遺伝性疾患などの症状に直結し、将来のテーラーメイド医療のにおける重要な検査項目となるだけでなく、異常遺伝子の発見などの新技術を提供する。

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