TOP > 巻一覧 > 目次一覧 > 書誌事項


平成12年度事業開始
横浜市 「機能性タンパク質の解析評価システムの開発」
  57-59
[PDF (372K)


DNA結合タンパク質同定装置の開発
DNA結合タンパク質の構造解析・結合能の条件検討及び新技術の検証

西村 善文1), 長土居 有隆1), 古久保 哲朗1), 岩崎 博史1), 木寺 詔紀1), 上野 勝2), 木寺 重樹3)
1) 横浜市立大学大学院国際総合科学研究科
2) 広島大学大学院先端物質科学研究科
3) (株) パイケーク
Abstract  (1) 基本転写因子TFIIDの機能を調べるとともに、他のコアクチベーター複合体であるMediator、SAGAとの機能的重複、役割分担について新たな知見を得る。
(2) 分裂酵母Rad51タンパク質によるDNA鎖交換反応の再構成系を構築し、反応機構を明らかにする。
(3) DNA結合タンパク質とDNAの複合体の立体構造をNMRの実験情報から高精度に決定する計算方法を開発する。
(4) 進化的に高等動物に近い単細胞生物である分裂酵母を用いて、新規テロメア結合タンパク質同定のための新しい手法を開発する。
(5) 数多くのDNA結合タンパク質の立体構造が解明されるに従い、DNAに結合しているタンパク質に見られる特異的な表面(正電荷を帯びた領域)はDNAの外側に形成される負電荷の認識に使われていることが判ってきた。DNA結合タンパク質に見られるこの特異な表面を定量化し、DNA結合能(結合親和性)が評価できる方法を開発する。
(6) 転写調節因子のDNA結合、タンパク質相互作用、リン酸化などの調節機構に関わるドメイン構造を解析する。

[PDF (372K)

Copyright (c) 2006 独立行政法人 科学技術振興機構