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平成12年度事業開始
横浜市 「機能性タンパク質の解析評価システムの開発」
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タンパク質回収フロー型自動NMR測定装置の開発
フロー型NMR装置の構築技術の開発

西村 善文1), 城田 修2), 平山 綾2), 佐藤 一3), 小路 弘行4), 小上 裕二4), 山本 有4), 小川 潔4)
1) 横浜市立大学大学院国際総合科学研究科
2) (株) 資生堂
3) ブルカー・バイオスピン(株)
4) 旭化成ファーマ(株)
Abstract  本研究の目的は、ブルカー社製フロー型検出器を装着したNMRシステムと(株)資生堂社製タンパク質回収システムを接合することにより、サンプル注入、1H-15N相関NMRスペクトル測定、similarity計算およびタンパク質分離・回収までの流れのオンライン自動化を確立し、実際のタンパク質に結合する薬物候補の低分子化合物を網羅的に探索することである。
5年間のうち、前半では相互作用判定機能が完成し、設定した相互作用マッチ度に応じてNMR測定後の処理を行い、相互作用のある場合はカラムへ送液せずそのまま回収し、相互作用がない場合はカラムへ送液する等の一連の処理ができるようになった。さらに最終年度では、本タンパク質回収システムを実際の医薬品開発で議論されるタンパク質—薬物に近い系を対象としてスクリーニング測定の検証を行った。
さらに、蛋白質X及び蛋白質Xと結合する低分子化合物とのフロー型NMR装置を用いたTROSYスペクトルの取得を試みた。

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