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平成12年度事業開始
神戸市 「再生医療にかかる総合的技術基盤開発」
  179-182
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ES細胞からの内胚葉系細胞の分化誘導技術の確立
インスリン分泌細胞の移植前修飾システムの開発

黒田 嘉和1), 堀 裕一1)
1) (財)先端医療振興財団
Abstract  膵臓・膵島移植に代わる再生医療を確立するために、ES細胞、膵前駆細胞や他の組織幹細胞からインスリン分泌細胞を効率よく分化誘導する方法を確立する。また、その臨床応用には、細胞移植とその生着、さらには免疫拒絶反応をクリアする必要がある。特に、移植細胞が生体内で高血糖に反応してインスリンを分泌するためには、まず、移植細胞が効率よくレシピエントの体内で生着しなければならない。そのために、移植細胞のviabilityを可及的に高めた上で移植することが必須である。本研究では主に膵島を用いてこの検討を行い、インスリン産生細胞がES細胞や他の細胞から確立され次第、これを応用、解析していくことを目的とする。また、臨床応用へ向けた取り組みとしてCell processing center(CPC)を利用した膵島移植手技の確立を行う。

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