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平成11年度事業開始
愛知県・名古屋市 「循環型環境都市構築のための基盤技術開発」
  pp.85-86
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廃熱の高度利用技術の研究開発
水蒸気系高性能吸着ヒートポンプの開発

小林 敬幸1), 架谷 昌信1), 出口 清一1), 渡辺 藤雄1), 小林 潤1), 窪田 光宏1), 近藤 元博2), 中垣 友樹2)
1) 名古屋大学
2) トヨタ自動車(株)
Abstract  吸着ヒートポンプは低温(80℃程度以下)熱エネルギー回収・変換機能を有する熱機器であるが、装置容積の大きいことが汎用的な実用化を遅らせている。本研究では、そのコンパクト・高性能化の課題に関して、新たな高速吸・脱着吸着材モジュールの吸着器装填による熱出力の向上を目指した開発研究を行った。具体的には、シリカゲル充填のフィン付き熱交換モジュール(FTモジュール)を提案し、その水蒸気系吸着ヒートポンプに関して以下の4研究項目の検討を行った。
1)モジュールへの吸着材の最適充填の検討
2)試作FTモジュール装填吸着器で構成される吸着ヒートポンプのリン酸型燃料電池排熱利用実稼動試験によるモジュール構造の有効性の評価
3)シミュレーションによるFTモジュール構造の最適化の検討
4)最適化されたFTモジュール装填吸着器で構成される2kW級-吸着ヒートポンプの熱出力評価

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