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平成11年度事業開始
愛知県・名古屋市 「循環型環境都市構築のための基盤技術開発」
  pp.73-74
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廃棄物の高温ガス変換分散型エネルギーシステムの研究開発
廃棄物の高温ガス変換燃料電池発電プロセスの研究開発

森 滋勝1), 朴 桂林2), 板谷 義紀1), 小林 信介1), 小林 潤1), 羽多野 重信1), 浜井 満彦3), 近藤 元博3), 山口 正隆3)
1) 名古屋大学
2) (財)科学技術交流財団
3) トヨタ自動車(株)
Abstract  地域分散型有機廃棄物と木質バイオマス高温ガス変換燃料電池発電システムとして,地域に分散して発生・回収される有機廃棄物と木質系バイオマスを原料とし,環境負荷を抑制しながら高効率で小規模発電を行うシステムを提案するとともに,実用化に向けた研究開発を行った.具体的には,開発が進められている次世代型燃料電池発電を中心とした新たなエネルギーシステムを実現するうえで,主要な高効率小型ガス変換技術および燃料電池の燃料として十分活用しうる品質を有するガス精製技術の研究開発を行う.ガス化装置にはダウンフロー式高温ガス変換炉方式を採用し,10〜20kg/h規模のガス化試験装置において,ポリプロピレン(PP),ポリエチレン(PE)とPET等のプラスチック系有機廃棄物および木質系バイオマスの60メッシュアンダーの微粉からの高温ガス変換特性と操作パラメーターの影響を検討した.また,Ca系吸収剤を用いて,生成ガス中の塩化水素を燃料電池に影響を与えないレベルにまで除去するプロセスを開発する.

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