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平成11年度事業開始
愛知県・名古屋市 「循環型環境都市構築のための基盤技術開発(別冊)」
  pp.571-606
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物質・エネルギーフロー最適化システム・地理情報システムの開発
薄井 智貴1), 窪田 光宏2), 後藤 尚弘3), 藤江 幸一3)
1) (財)科学技術交流財団
2) 名古屋大学
3) 豊橋技術科学大学
Abstract  近年、廃棄物最終処分場不足や資源の枯渇、大気汚染などの環境問題において、地域や県、市等で循環型社会構築の必要性が論じられてきている。しかしながら、個別企業や事業所レベルにおいては社内外リサイクル等進められ、各社評価・公表するようになってきたが、地域や自治体レベルでのリサイクルのための物質フロー解析やエネルギー収支に関して定量的に評価している研究は少ない。そこで本研究は、循環型環境都市を構築するための再利用技術や地域の原材料、製品、廃棄の物質フローを検討し、循環型社会構築に必要な各種施策(再利用技術の導入・配置、廃棄物回収システム)を物質フロー変化、エネルギー収支の観点から評価する。具体的には、愛知県の産業連関表、産業廃棄物実態調査を基に現在の愛知県の物質収支を推計し、未利用物質と投入物を元素組成の面より解析する。未利用物質が投入原料として利用する為の新しいネットワークを設計する手法を開発すると共に、最終処分量の低減につながる最適な物質循環フローを設計・提案する。また、再資源化に関する技術データベースを設計、リサイクルに必要な技術情報提供と、リサイクル技術の有効性などを定量的に評価するシステムの構築を目指す。

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