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平成11年度事業開始
愛知県・名古屋市 「循環型環境都市構築のための基盤技術開発(別冊)」
  pp.29-34
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有機廃棄物の再資源化技術の研究開発
森 滋勝1)
1) 名古屋大学
Abstract  近年,新エネルギーの一つとして,プラスチックなどの有機系廃棄物に加え,木質バイオマスが再生可能エネルギー源として注目されている.本研究では,Fig.1に示すように地域分散型廃棄物高温ガス変換燃料電池発電システムの開発を実施した.本システムでは,地域に分散して発生・回収されるプラスチック類や木質系バイオマスを原料として,環境負荷を抑制しながら高効率で小規模発電を行うために,一炉処理型気流層型高温ガス変換炉を使用し,乾式ガス精製を行った後,溶融炭酸塩型(MCFC)または固体酸化物型(SOFC)の燃料電池を使用して高効率発電を行う.また,エネルギー総合効率向上を目指して,本ガス化プロセスで発生する排熱は,都市生活系において空調用熱源として有効利用するために長距離輸送およびヒートポンプによる冷熱生成技術開発を行った.

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