| | 平湯 秀和1), 王 彩華1), 浅野 良直2), 窪田 直樹2), 山田 俊郎2), 佐々木 賢司3), 東 哲也3), 辻 正幸4), 川口 昇5) |
| 1) 財団法人ソフトピアジャパン 2) 県生産情報技術研究所 3) 株式会社ジービーシー 4) 徳田工業株式会社 5) 株式会社ケーネットシステムズ |
| Abstract 製造業における試作品の効率的なリバースエンジニアリング等において、高精度CADモデル生成技術は必須であるが、これまでのレンジデータからのモデル生成手法はその安定性に難点がある。そこで、本研究では、安定した平面及び曲面領域を抽出し、モデルを生成する手法について研究開発する。まず、測定段階において、可搬型3次元測定器及び測定環境上の基準物を撮影するデジタルカメラで構成された自己位置推定型形状測定システムにより、高精度の測定を実現する。同時に、応用化に向けて、特定の対象物測定に即したシステムとして、自動車部品等に特化したシステムの研究開発を行う。次に、CADモデル生成段階において、前述のシステムにより得られた高精度なレンジデータに、遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm(以下、GAという。))を用いて、超2次曲面を抽出し、物体のモデリングをする。他方、平面及び2次曲面で構成されたモデルを計測したレンジデータから、曲率分布を基にロバストな領域抽出を行い、最終的に高精度なCADモデルを再構成する手法の研究開発を行った。 | | | |