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平成11年度事業開始
岐阜県 「知的センシング技術に基づく実環境情報処理技術開発 〜人とコンピュータのインターフェイスを大きく高度化させる研究〜」
  pp.68-69
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全方向ステレオシステム(SOS)の開発及び応用技術
イメージングシステムへの応用

棚橋 英樹1), 平湯 秀和1), 王 彩華1), 佐藤 淳2)
1) 財団法人ソフトピアジャパン
2) 名古屋工業大学
Abstract  本研究では、SOSから得られる情報を用いた、3次元イメージングシステムの研究開発を行った。フェーズIでは、SOSから得られる全方向カラー情報及び3次元距離情報を、高精度の3次元映像化するために必要となるキャリブレーション手法を確立した。同時に、SOSの構造が、12個又は20個のユニットにより構成されることから、各ユニット間でのカメラの個体差に起因し、取得画像に色調の差が発生するため、再生時画像にも輝度、色調の差異が現れ、SOS画像をパノラマ画像として写した場合、明らかな不整合が現れる現象に対処するため、相対的色合わせ方法を開発した。フェーズIIでは、前フェーズの研究成果により、品位の向上した画像を配信するシステムを開発した。特に、SOSは3次元情報を取得できることから、その情報の映像化を行う場合、任意の仮想視点(実際のSOSの位置とは異なる箇所)による映像をリアルタイムに生成し表示するアプリケーションが開発可能である。このことについて、実際の取得映像を用いて実証した。

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