TOP > 巻一覧 > 目次一覧 > 書誌事項


平成11年度事業開始
岐阜県 「知的センシング技術に基づく実環境情報処理技術開発 〜人とコンピュータのインターフェイスを大きく高度化させる研究〜」
  pp.66-67
[Image PDF (157K)


全方向ステレオシステム(SOS)の開発及び応用技術
全方向ステレオシステムの開発

棚橋 英樹1), 佐藤 淳2), 桑島 茂純3), 桑島 裕之3), 池田 尚志4), 速水 悟4), 伊藤 昭4), 斉藤 文彦4), 加藤 邦人4)
1) 財団法人ソフトピアジャパン
2) 名古屋工業大学
3) 株式会社ビュープラス
4) 岐阜大学
Abstract  近年、情報化社会においては、ロボットを活用したシステムの実用化研究開発が行われ、愛知万博(2005年開催)においては、その成果を一堂に会するフィールドの設置が決定するなど、今後の社会活動において、ロボットは重要な位置を占めつつある。そのロボットと人がコミュニケーションをとる場合のマンマシン・インターフェース、及びロボットの操作を行う際には、その第一歩として、動的環境を理解することが重要であり、次の行動を起こすための判断条件として、広範囲で高解像度の3次元情報をリアルタイムに取得し処理することが求められる。そこで、本研究では、従来のカメラシステムには実現できなかった、完全に死角のない全方向のカラー画像と、3次元情報を、リアルタイムに取得可能な、全方向ステレオシステム(Stereo Omni-directional System(以下、SOSという。))の開発を行うことで、カメラの常識とされていたレンズと撮像素子によって決まる「限られた画角」という制約条件を解消する。

[Image PDF (157K)

Copyright (c) 2005 独立行政法人 科学技術振興機構