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平成11年度事業開始
岐阜県 「知的センシング技術に基づく実環境情報処理技術開発 〜人とコンピュータのインターフェイスを大きく高度化させる研究〜(IV 成果報告編)」
  pp.423-462
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サーベイランスシステムへの応用
棚橋 英樹1), 佐藤 淳2), 渡辺 博己1), 平湯 秀和1), 清水 早苗1), 佐藤 雄隆1), 杜 けい秀1), 金川 誠3), 中村 明3), 川尻 博光3), 田中 靖哲4), 中村 正士4)
1) 財団法人ソフトピアジャパン
2) 名古屋工業大学
3) 三洋電機株式会社
4) 株式会社電算システム
Abstract  全方向ステレオシステム(SOS)は周囲環境の360°×360°全視野の情報をリアルタイムに取得することができるため、サーベイランスシステムとして大変有効である。本研究では、照明の変化や影の影響などによらず、人物や物体などの出現・移動・消失によって生じた変化領域をロバストに抽出する手法—Radial Reach Filter(RRF)を開発した。SOSを用いてRRFを実装し、SOSの全方向画像から複数人物を検出し、その動線を記録する手法を確立した。検出された人物の動作の中から「キャッチ」、「リリース」といった動作に対応する変化領域を検出し、その領域の状態変化から物体をキャッチ/リリースする動作を判別する方法を提案した。さらに、SOSのカラー情報と3次元情報を用いた人物の頭部と手領域を抽出し、人物のポインティング動作を認識する手法を提案した。

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