| | 安本 護1), 輿水 大和2), 安藤 道則3), 金川 誠4) |
| 1) 財団法人ソフトピアジャパン 2) 中京大学 3) 株式会社豊田中央研究所 4) 三洋電機株式会社 |
| Abstract 本研究では、複数方向の顔画像から抽出した四方向面特徴を用いて、人物によらない顔向き推定手法を開発した。また、複数のカメラで異なる方向から画像を取得し、各カメラの識別器出力を統合するマルチカメラ協調手法も提案する。さらに、顔向き推定手法を利用した顔向きに依らない人物識別の実験を行った。顔向き推定実験からは、推定誤差の平均が4.5°以下、分散が11.0という結果が得られた。個人識別実験では、1台のカメラで296°の顔向き範囲に対して平均92.9%の認識率が得られた。また、8台のカメラから得た情報を統合する処理が、顔向き推定の精度向上や個人識別のオクルージョン耐性に効果的であることを示した。 | | | |