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平成11年度事業開始
岐阜県 「知的センシング技術に基づく実環境情報処理技術開発 〜人とコンピュータのインターフェイスを大きく高度化させる研究〜(IV 成果報告編)」
  pp.123-133
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性別および年齢の推定に関する研究
安本 護1), 本郷 仁志1), 輿水 大和2), 橋本 恭貴3), 鎌田 一男3)
1) 財団法人ソフトピアジャパン
2) 中京大学
3) メディアドライブ株式会社
Abstract  円滑なコミュニケーションを確立するためには相手を知ることが必要であり、中でも性別や年齢を知ることは重要である。人間は、初対面の人物に対しては顔や髪型、服装等から性別や年齢を推測し、その結果に応じて対応しようとする。計算機と人のインタフェースにおいても、このような戦略は有効となると思われる。本研究では、性別・年齢別の平均顔をプロトタイプに用いた性別・年齢推定手法を提案する。平均顔データは、15才から64才までを5才間隔で区切った男女別のクラスに対して作成する。入力顔と平均顔との特徴点間の距離を求め、距離最小を与える平均顔が代表する性別・年齢を推定結果とする。HOIP顔画像データベースに収録された300名分の正面顔データを用いた実験により得られた推定率は、性別が約83%、年齢が約27%となった。

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