| | 半澤 直人1), 小林 正人2), 阿部 正博2), 石山 徹2), 奥山 祐輔2), 中内 祐二1), 小倉 弘子3), 岩田 秀一4), 海老名 太4), 松田 企一4), 渡辺 一博2), 佐藤 亘2) |
| 1) 山形大学理学部生物学科 2) 山形県農業研究研修センター畜産研究部 3) 財団法人山形県企業振興公社 4) 日東ベスト株式会社研究部 |
| Abstract 現在、和牛に関わる畜産業は、安価な外国品種輸入牛肉との競争、畜産従事者の高齢化·後継者不足に加えて、すでに和牛がオーストラリアやアメリカ·カリフォルニアへ輸出されて飼育され、国産より安価な和牛肉が逆輸入される可能性があり、一段と厳しい状況に置かれている。一方、日本の食文化の成熟と健康志向の高まりの中で、和牛肉においても優れた味や香り、健康増進面での質の高さが、消費者からより強く求められている。このような状況下で、全国的ブランドである山形牛を産する本県では、和牛に関わる畜産業の根本的な構造改革が急務である。 | | | |