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平成10年度事業開始
山形県 「遺伝子工学と生命活動センシングの複合技術による食材と生物材料の創生」
  pp.117-122
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分子育種による食肉の機能成分強化と畜産食品開発
半澤 直人1), 小林 正人2), 阿部 正博2), 石山 徹2), 奥山 祐輔2), 中内 祐二1), 小倉 弘子3), 岩田 秀一4), 海老名 太4), 松田 企一4), 渡辺 一博2), 佐藤 亘2)
1) 山形大学理学部生物学科
2) 山形県農業研究研修センター畜産研究部
3) 財団法人山形県企業振興公社
4) 日東ベスト株式会社研究部
Abstract  現在、和牛に関わる畜産業は、安価な外国品種輸入牛肉との競争、畜産従事者の高齢化·後継者不足に加えて、すでに和牛がオーストラリアやアメリカ·カリフォルニアへ輸出されて飼育され、国産より安価な和牛肉が逆輸入される可能性があり、一段と厳しい状況に置かれている。一方、日本の食文化の成熟と健康志向の高まりの中で、和牛肉においても優れた味や香り、健康増進面での質の高さが、消費者からより強く求められている。このような状況下で、全国的ブランドである山形牛を産する本県では、和牛に関わる畜産業の根本的な構造改革が急務である。

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