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平成10年度事業開始
神奈川県 「独創的光材料の開発による環境技術の創生」
  pp.46-47
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今後の共同研究開発によって実用化が期待できる研究成果
高度環境浄化のための光触媒材料及び浄化システム

Abstract  (1)光触媒を用いた農業廃液の処理
光エネルギーとして太陽光だけを用い、農業から発生する廃液(溶液栽培の培養液·農薬含有廃液)を簡便かつ低コストで浄化するシステムを開発した。
(2)光触媒をコーティングした抗菌性医療用チューブ
シリコンゴムやポリスチレン、ウレタン等の弾性体に、酸化チタン光触媒をコーティングする技術を開発し医療用抗菌性チューブとしての応用可能性を見出した。
(3)光触媒前駆体を添加したダイオキシン自動分解プラスチック材料
プラスチック材料に常態では光触媒活性を発現しないが、燃焼すると賦活される光触媒前駆体を混練して、燃焼時のダイオキシン発生を抑制する材料コンセプトを確立した。
(4)内分泌撹乱物質の光触媒による分解
内分泌撹乱物質(環境ホルモン)が、光触媒によって高効率に分解されホルモン活性を失うことを見出した。

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