| 高機能の光変換素子の開発 光変換を読み出し信号とするバイオセンシングシステムの構築
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| | | Abstract 生体内に存在する微量な生理活性物質(たとえば金属イオンやグルコースといった糖類などの特定物質)に対する定量的なセンシングを光吸収や発光シグナルの変化として読み出すために必要となる新規な手法や光センシング分子システムの構築を目指して、委託研究を行った。特に糖類を蛍光センシングすることのできる蛍光タンパク質を作成する化学手法を新規に開発することに成功した。ここで調製された凍結合成タンパク質はグルコース、マンノース、分岐型トリマンノシドなど生理的に重要な糖類を蛍光強度、波長の変化を検出シグナルとして簡便にセンシングできる。この発明に関して特許を申請・取得した。また、遷移金属イオンに対して高い親和性をもった非天然アミノ酸の大量合成を確立し、αへリックス性ペプチド内にそれを組み込むことによって銅イオンの濃度を円偏光変化としてセンシングできる分子システムの構築に成功した。 | | | |