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平成9年度事業開始
福岡県 「新光・電子デバイス技術基盤の確立 −新光・電子デバイスの開発による計測・制御・情報技術の創成−(別添)」
  509-512
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高機能の光変換素子の開発
ナノスペース制御による光電変換材料の創製

産業技術総合研究所九州センター
Abstract  マイカ、スメクタイト等の2次元性結晶は水中に投入すると無秩序に膨潤するが、結晶端面の電荷制御、陽イオンの添加等の処理により秩序をもった層構造を形成させることが可能である。本開発研究では結晶端面の電荷制御、各種有機陽イオンを層間にインターカレートさせる方法を用いることにより眉間距離等の空間制御技術を検討した。この制御された層空間に硫化カドミウム等の半導体超微粒子の光応答性化合物、メチルビオロゲン、酒石酸カリウムナトリウム等の電子捕捉剤およびホール捕捉剤を配置複合化する技術を開発する。これらの層間配列構造を底面反射型X線回折装置を用いて解析し、超微粒子半導体と電子捕捉材の光化学反応はサイクリックボルタンメトリーにより調べ、光電変換材料としての可能性を検討した。

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