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平成13年度シンポジウム 分子複合系の構築と機能  85-85
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CO2多電子還元反応におけるモデル中間錯体の結晶構造と反応性
大山 大1)2), 田中 晃二1)2)
1) 福島大
2) 分子研
近年,地球温暖化等の環境問題に関連して, 大気中の二酸化炭素の削減方法が様々な視点から検討されている。特に, CO2の還元による炭化水素, アルコールなどのエネルギ□源, あるいは化学的原料として付加価値の高い物質に変換する系を構築するための研究が盛んに行われている。以前より, 金属錯体を均一系触媒とした光または電気化学的CO2多電子還元反応において, ポリピリジルルテニウム錯体([Ru(bpy)2(CO)2]2+)は最も良く研究されている触媒であり、我々は、この[Ru(bpy)2(CO)2]2+による金属上でのCO2還元の多段階プロセスをScheme1のように提案してきた。

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