| [12.12]パラシクロファンドデカイン類C36H8およびC36Cl8の生成と炭素クラスターC36への変換
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| 戸部 義人1), 古川 龍太郎1), 園田 素啓1), 若林 知成2) |
| | | C20やC36のようなフラーレン構造を有する特定の炭素数のクラスター(低級フラーレン)は、炭素材料を特殊な条件下で蒸発させることにより生成することが報告されており、それらの生成機構や新規炭素材料開発の観点から注目されている。またC20についてはドデカヘドラン誘導体からの選択的生成が報告されているが、C36については有機化合物前駆体からの合成に関する研究はなされていない。我々は、三次元構造を有する高反応性ポリインの生成とその分子内環化によるフラーレンの生成について先に報告した。今回は、同様の手法を用いることによりC36H8(1a)およびその塩素誘導体C36Cl8(1b)の生成と炭素クラスターC36への変換について検討した。 | | | |