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平成13年度シンポジウム 分子複合系の構築と機能  56-56
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マイクロラボラトリーの可能性
久保 康児1)2), 小穴 英廣1)2), 秋田谷 龍男1)2), 野村 M. 慎一郎1)2), 市川 正敏1)2), 吉川 研一1)2)
1) CREST
2) 京大院理
現在盛んに研究されているマイクロラボラトリー(ファクトリー)は、その重要性と発展の可能性から注目されているが、依然研究途上で多くの問題点を持っており、特に細胞スケールでの実施例は見られない。一方リン脂質二分子膜系は細胞サイズの反応系として理想的な場を提供する。当研究グループでは、細胞サイズの巨大リポソームの創製法を確立している。本研究では、細胞サイズのマイクロラボラトリーの実現を目標として、その代表的な要素である光ピンセットによる輸送技術の確立、巨大リポソームの膜構成要素の最適化、細胞内反応系の導入を検討している。

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