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平成13年度シンポジウム 分子複合系の構築と機能  52-52
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カニの腱由来キトサンの応用
山口 勇1)2), 伊藤 聡一郎3), 田中 順三2)
1) 多木化学(株)
2) 物質·材料研究機構物質研究所
3) 東京医科歯科大学
カニの腱は無機成分(リン酸カルシウム等)と有機成分(キチン質等)が規則正しく配列することにより、高い強度を有している。この配列構造を崩すことなくキチン質以外の物質を除去した後、化学処理(脱アセチル化反応)を行うことにより、配列構造を維持した高強度のキトサンを得る。キトサンは生体親和性、生体内分解性など生体材料として有用な物性を有しており、これに高強度とチューブ状の構造を付加して、靱帯再建材料、神経再建材料への応用を目指す。

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