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平成13年度シンポジウム 分子複合系の構築と機能  47-47
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単一微結晶の分光測定
朝日 剛1), 伊藤 民武1)
1) 阪大院工
ナノ結晶では、限られた空間に原子、分子が閉じ込められていること、表面·界面の寄与が相対的に大きいことから、新しい結晶格子構造や光·電子物性さらには新規の触媒·薬理効果などが期待され、活発な研究が行われている。ナノ結晶特有のサイズ、形状に依存した光物性の本質に迫るには、従来のナノ結晶の集団を対象とした「平均値」の測定では不十分で、結晶一粒毎についてその性質を調べることが必要不可欠である。ここでは、新しい単一結晶分光手法として開発した顕微光散乱分光システムとそれを金およびポリジアセチレンのナノ結晶に応用した結果について報告する。

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