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平成13年度シンポジウム 分子複合系の構築と機能  42-42
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糖とカルボン酸を分子両端にもつ非対称双頭型脂質からのナノチューブ形成と内外径サイズ制御
清水 敏美1), 増田 光俊1)
1) 総産研 界面ナノアーキテクトニクス研究センター
ある限られた種類のキラルな合成脂質が自己集合して、コイル状ヘリカルファイバーを経て中空シリンダー状構造を有するナノ構造を形成することが知られている。しかしながら、ナノチューブを形成するための必要構造因子や分子設計に関しては一定の指針はなく、サイズ次元(内径、外径、長さ、膜厚など)の制御に関しては報告例がほとんどない。我々は今回、双頭型脂質の5つの親水部に糖残基とカルボン酸を使用することにより非対称な双頭型脂質を設計、合成した。それらがもし非対称な単分子膜を構築すれば、2つの親水部を連結するスペーサ長さを変化させることにより、内径あるいは外径が制御できるのではないかと考え、水系での自己集合挙動を検討した。

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