 | | | | | 鎖状高分子の取りうる代表的な高次構造の一つにらせんがある。実際、タンパク質やDNA、多糖類などの生体高分子が左右どちらかに偏ったらせん構造をとり、その生理活性の発現と深く関わっている。一方、らせん高分子の構造制御が光学特性材料の開発を目的として活発に行われている。ポリシランは電子·光特性を示し高機能材料として注目されており、高次構造による物性の制御は重要なものである。我々のグループでは、ポリシランや炭素系主鎖骨格を巧みに組み合わせたらせん性超分子の創成と超分子構造の精密制御について研究を進めている。得られた知見は、ナノサイズの光学材料(吸収や発光)やキラルセンサーへ応用が期待できる。 |
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