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平成13年度シンポジウム 分子複合系の構築と機能  35-35
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基質により誘起されたポリアミノ酸集合体を介するイオン透過性の制御
樋口 真弘1), 古賀 智之1), 田口 和宏1), 木下 隆利2)
1) 産総研
2) 名工大
生体の高度な情報の受容·変換·伝達機能は、生体膜中に存在する膜タンパク質により担われており、膜中における同タンパク質の高次構造変化が、これら機能の発現およびその制御に密接に関与している。本研究では、認識対象分子により誘起される特異なポリアミノ酸集合体構造を利用し、対応する受容体の構築を試みた。具体的には、アセチルコリンレセプター(nAChR)及びGABAレセプター(GABAR)を対象とし、各の基質結合部位に存在するアミノ酸,Asp,Tyr,Trp[1]及びSer[2]を末端に導入したポリメチルグルタメートをそれぞれ合成し、脂質膜中で基質により誘起されるポリペプチド分子集合体の基質認識能について検討した。さらに同ポリペプチド側鎖を部分的に親水化し、基質により誘起されたペプチド集合体を介するイオン透過性に関し検討した。

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