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平成13年度シンポジウム 分子複合系の構築と機能  34-34
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レゾルシン[4]
アレーン誘導体イオンチャネルの電流特性とイオン透過能制御

佐竹 彰治1), 陳 文華1), 山村 美香1), 後藤 千草1), 西川 昌則1), 満永 雅一1), 吉井 麻実1), 小夫家 芳明1)
1) 奈良先端大
イオンチャネルは、脳·神経の信号伝達機能を担っているタンパク質であり、我々はこれを模倣する事で人工イオンデバイスを構築することを目指している。レゾルシン[4]アレーン誘導体イオンチャネルは図1に示す様な環状のイオン透過分子であり, 一定のイオン伝導度を有するため, 構造と機能の相関関係を系統的に調べるのに適している。これまでに頭部親水性基と膜内に位置するレゾルシン側鎖を変えた様々なレゾルシンチャネル群1-5を合成し, ステロイド基が開閉挙動を緩やかにする事、膜内ポアの親水性がイオン伝導度を大きくする事を明らかにした。

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