| | 野元 昭宏1), 光岡 宏明1), 小川 和也1), 根木 滋1), 小夫家 芳明1) |
| | | 光合成反応中心は光励起による電荷分離に続く、効率的な電子移動系を創り出しており、近年、この仕組みを使った光電変換に関する研究が盛んに行われている。これまで電荷分離系に着目したモデル化合物は多数報告されているが、その多くは、共有結合で結合されたポルフィリンとアクセプターの系で研究がなされており、吸収光量も小さい。しかし、アクセプター部位やアンテナ機能部位が任意に脱着可能な電荷分離系を達成できれば、合成や機能評価の観点から、そして非共有結合性の高い天然系の研究や光電変換素子の分子構築に有力な手法になると考えられる。 | | | |